土曜日, 8月 12th, 2017

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毛皮のコートブームが去った理由

ふた昔くらい前までは毛皮のコートと言えばお金持ちの象徴というイメージがあり、特に女性はミンクのコートを羽織っていると一種の金持ちステータスであるかのような無言の常識があり、とても人気がありました。
当時の日本は現在のように暖冬ではなく、冬はかなり寒い日が多くて、暖房も今ほどきいている場所は多くありませんでした。
ですのでちょっとおしゃれして外出するような冬の日にはミンクのコートを着ている女性をたまに見かけたものです。
しかしいつからか、動物愛護団体が強く声をあげるようになり、希少動物を殺傷してその毛皮のコートを着ている人に対して非難の声を浴びせるようになりました。
そして次第に毛皮のコートを着ているとその人自体のモラルが問われる雰囲気が社会全体を覆い、最近では毛皮のコートを着ている人は日本ではほとんど見かけることが少なくなりました。
最近の日本は暖冬になり、毛皮を着るほど寒い日が少なくなったということもありますが、繊維業界の研究成果のおかげで薄くても暖かい生地が生産されるようになって厚手の洋服を着なくなったことも理由のひとつです。
また都心では地下街が多く作られ、外出しても電車の中や建物の中は暖房がよくきいており、軽いコートだけで十分寒さをしのげるようになったという環境の変化もあります。
しかし毛皮ブームが去った一番大きな理由はやはり動物を殺傷してコートやバッグを作ることへの罪悪感が一番でしょう。